北海道フリーパス旅行記1日目|初日から旅程大崩壊

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1/7~1/13にかけて北海道フリーパスを使って道内1週旅行をしてきた。

無職で時間が有り余っていたし、年末年始は北海道の実家に帰省していてそのついでということで。

道内は車で回ってほぼ制覇したけど、冬時期に列車を使って道内を巡ってみたかった。

北海道の冬を車で旅するのは危険を伴うので。

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長万部温泉にいってきた

そんなわけで旅のスタート地点は長万部。

長万部駅には12時頃に到着。

長万部駅
今日も元気に除雪中!
そういえば東京理科大のキャンパスがあるんだったなぁ

次に乗る列車まであと1時間半ぐらいあるので、長万部温泉に立ち寄ってみることにした。

今回訪れたのが長万部温泉ホテルの日帰り入浴。

長万部温泉ホテル
長万部温泉ホテル

入浴料は大人ひとり450円。

源泉かけ流しで昔ながらのレトロないい湯だった。

ホテルに入ったとき女将さんらしき人が寒かったでしょう?と出迎えてくれて心も体も温まりました。

温泉に入った後は歩いて長万部駅に戻る。

長万部駅から山線に乗車

今度の列車は長万部13:29発、俱知安行き15:02着。

H100形

最新型気動車のH100形(通称DECMO)。

自分が北海道から出た後に登場したので乗車は初めて。

函館本線のいわゆる山線をのんびり走行して小樽・札幌方面を目指す。

札幌へ向かうなら北斗に乗るのがセオリーだけど、北海道新幹線が札幌に延伸したら山線は廃止予定なので山線供養も兼ねて乗ることにした。(廃止までだいぶ先だが)

車内はインバウンドで混雑していて自分含め立ち客多数。

スキーやスノボを持ち込んでいる客も多くて窮屈だった。

ディーゼルエンジンの唸り声をあげながら快調に走っていると、車掌のアナウンスが。

この列車積雪の影響によりスピードが出せず遅れが見込まれます。

ちょっとイヤな予感がするけど、まぁ問題ないだろと高を括っていた。

…このあとどうなるかも知らずに。

山線の車窓から
川も歩いて渡れそうなぐらい凍り付いていた

列車はニセコ駅に到着するとたくさんいたインバウンドの大半が降車。

やはりスキー目的だろう。

途中インバウンド用と思われるスキーロッジが車窓から見えた。

きっといい値段するんだろうなぁ。

俱知安付近のスキーロッジ

結局列車は約30分遅れで終点俱知安に到着。

次に乗り継ぐ列車も大雪の影響で30分遅れで出発。

ここから天気がさらに荒れ模様になっていく…。

大雪で旅程が大崩壊

雪がやむ気配がないどころかますます強くなっていく中、途中の銀山駅での除雪作業により列車が立ち往生…。

小樽着いたら街を散策したかったけど、これは札幌直行したほうがいいな。

なんとか除雪作業が終わり運転再開するも仁木駅で再び抑止。

雨雲レーダーの動き的にも雪は止みそうにない。

ずーっと座ってるから腰も痛くなってきた。

約1時間半ぐらい立ち往生している中でアナウンス。

この列車大雪の為長時間の抑止を見込んでいます。仁木駅近くの仁木郵便局前に停車する高速バスの利用もご検討ください。

あー終わった(笑)

これは旅程が完全に崩れましたわ。

本来の予定だと、

倶知安15:17発→小樽16:27着、小樽の街を散策

小樽18:00発快速エアポート→札幌18:34着、ホテルチェックイン19:00

という想定だったけど、今は札幌にたどり着くことだけを考えなきゃいけない。

代行バスに乗るため仁木駅で下車して仁木郵便局前バス停まで歩くことに。

列車に乗っていた他の乗客もそのほとんどが下りた。

雪中行軍?

吹雪の中、他の乗客たちといっしょにバス停に向かう。

写真がブレブレだけどちょっとした雪中行軍みたいになっていた(笑)

外は思ったより寒くなかったけど相変わらず吹雪が止む気配はなく、JRが小樽~札幌間運転見合わせとの情報も。

最悪小樽に泊まりも覚悟…と考えていたら高速バスいわない号札幌行きが到着。

到着したときガラガラだった車内は一気に満員に。

積み残しが出るかもと思ったけど、補助席も使ってなんとか全員乗車して発車。

これでダイレクトで札幌に行ける…と思いきや小樽駅止まりに。

どうやら札樽道が大雪で通行止めで、小樽から先へ行けるかどうかはJRに聞かないとわからんらしい。

うーん、札幌への道はなかなか厳しそうだ。

バスは小樽駅前のバスターミナルに到着し下車。

とりあえず腹が減って仕方ないので小樽駅のセブンイレブンにて食料調達。

他の店が軒並み開いていないのでとても助かった。

で、頼みのJRだけど小樽~札幌間は大幅に本数を減らしつつもなんとか動いているらしい。

待合室で首を長くして待つことに。

ちなみに今回の雪、小樽の24時間降雪量で観測史上1位を記録した模様。

よりによってなぜこのタイミングで…と思ったが、こんな状況でも電車が動いているのを有り難いと思うしかない。

ホーム上に溢れんばかりの乗客が待つ中で札幌行きの電車が到着。

インバウンドもかなりいて、この大雪に戸惑ってるのもいれば、東南アジア系っぽい人らは楽しそうに雪景色を見てたのが印象的だった。

雪やばい

来た電車は6両編成だったからか思ったより混雑せず無事着席。

2時間半遅れで小樽を出発した。

途中でまた抑止にならなきゃいいけど…と心配したけど無事札幌駅に到着できた。

なんとか札幌到着

札幌駅の駅名標がこんなにありがたい日はない

結局札幌駅に着いたのは22時前後。

当初の旅程よりも3時間は遅くなってしまったが、無事今夜のホテルにたどり着いたのでヨシ。

札幌市内はそんなに雪は降っておらず、駅構内もとくに変わった様子はなかった。

地下鉄も平常運転。

この状況でこれから飯屋を探すのはキツイというか気力が残ってなかった。

ということでホテル近くのセコマで適当に夕食を買って食べる。

写真撮ってないけど確か128円のカルボナーラを食べた。

美味くてコスパがいいセコマの惣菜だけど、ここまで美味しく感じられるのは人生でこの日だけだろう(笑)

この日学んだことは、やっぱり自然というか冬の北海道を甘くみちゃいけないってことか。

冬のバスや電車はダイヤ通りになんてまず動かない。

十分余裕をもったスケジュールを組んで、最悪予約した宿を捨てて現状泊まれそうな宿を手配し直すことも考えておきたい。

実際、札幌に行けなかった場合に備えて小樽のホテルも抑えていた。

札幌にたどり着いたのでそのホテルはキャンセルしたが、大雪の事情を考慮してキャンセル料はタダにしてくれた。

ちょっと申し訳ない気持ちになったが感謝。

そんな感じで初日から旅程大崩壊となってしまった。

明日からはこんな風になりませんようにと祈りつつホテルのベッドで眠りにつくのであった…。

2日目へ続く

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