ふと思ったんですが、働く理由って「生きるために井戸へ水を汲みに行く」ことと何が違うんでしょうか。
今でもそういう国や地域があるのかは知りませんけど、生きるために長い距離を歩いて水を汲みに行って生活している人々がいるわけです。
人間は水を1滴も飲まないと4~5日程度で死んでしまいますからね。
でももし井戸の代わりに水道管ができたら?
その時点で井戸に行く必然性はなくなるでしょう?
これを会社の労働に当てはめても同じことです。
例えば自分の不労所得だけで生活できるとしたら?
他人に雇われて働く必然性はなくなるわけです。
好きな仕事だったり、天職だと感じているなら別ですが、生活のための仕事に自分の時間&脳内リソースを割くほどみんな暇じゃないと思います。
自分にとって仕事とは、井戸に水を汲みに行くようなもの。
生活のため、仕事のため、それだけ。
仕事へのスタンスなんてこれで十分です。
僕が仕事に要求することは、賃上げと定時帰りだけです。
仕事に対するやりがいや生きがい、社畜精神、誇りとかいう訳の分からん精神論はもうすべて捨てました。
改めて書いてみると、こういうのが日本を蝕んでいる病理だよな…
だから正社員として働くのも億劫というか躊躇してしまうんですよね。
どうせ僕はあと数年しかキャリアを積まないのだし、長く勤めることを期待している会社側ともミスマッチでしょう。
僕の場合、新卒で3年勤めた後は全部非正規雇用で働いてます。
最近では仕事にやりがいを求める若者が多いらしく、ホワイト企業がぬるすぎて自己成長のために転職する人が多いらしいのに(ネット上のソースだし提灯記事かもしれんけど)。
→https://toyokeizai.net/articles/-/646571
いやー、別にそこそこゆるくやれてたら居続けたほうがいいと思ってしまうけどねぇ。
昔も今もこれからも、日本人は企業戦士というか社畜体質なのは変わらないのかもな。
今の時代の正社員、求められる業務量や能力、責任と給料が全く釣り合ってない気がしてコスパが悪すぎる。
お金という人参をぶら下げられても、それを手に入れるストレスがデカくて割に合わないよ。
家族がいるなら継続的な収入が大切だし正規雇用を求めるのもわかるけど、独身(特に結婚願望ないやつ)が無理に正社員にしがみつく理由がわからん。
老後に備えてうんぬんの類でしょうかねぇ。
まぁでも少子高齢化と人口減少で年金制度が維持されている保証はありません。
というか今の20代30代は、将来年金がもらえるなんて思わない前提で行動したほうがいいでしょう。
今現在の想定より確実にもらえる金額は減ると考えたほうがいいですね。
政府側からしても新NISAやidecoなどを活用して年金は工面しろってスタンスなんでしょう。
あれだけ投資投資言ってるのは、もう年金制度が維持できる保証はないから老後は自分で備えとけってメッセージでしょうし。
1つの会社に終身雇用で入っておんぶにだっこで面倒見てもらう時代なんて、それこそバブル崩壊を期に終わってるんです。
トヨタの社長と経団連の会長、日本経済界を牽引するトップ2人が「終身雇用なんてもう守れない」と発言した以上、終身雇用がオワコンなのは事実ですから。
むしろ歴史を紐解けば、終身雇用が存在していたこと自体が異常なんですよね。
江戸時代では農家や商人など自営業者がほとんどだったわけですし。
「自分の身は自分で守る」
本格的にこういう時代に突入したんだと危機感持ったほうがいいよ。
と改めて思う今日この頃です…。
コメント