最近読んだ「やりがいのある仕事という幻想」という本が良い本だったので紹介します。
タイトルが気になったので読んでみたら、仕事への向き合い方について色々気づきがあって面白かったです。
いくつか引用しながら感想を書いていきます。
p50 無理に働く必要はない
・就職しなければならない、というのも幻想
前提条件として、人間は働くために生きてるのではないはずですよね。
働かないほうが楽だし疲れないし、健康的でしょう。
ただ今の日本社会はそうはなってないわけで。
一昔前よりは「働かざるもの食うべからず」みたいな風潮も薄れてきた感はありますが、それでも会社に滅私奉公するのをヨシとする姿勢は根強いですから。
ネックなのは、働かないとお金が稼げない、というただ一点。
まぁでも会社で働く必要がないならそれで問題ないんですよ。
会社で働きたくないのなら、転職したり、時々無職の時期をはさんだり、思い切って独立してもいい。
逆に今の会社の仕事が好きだったり、会社で働くのが楽しいなら働いていたほうがいい。
それだけの話だと思ってます。
p62 働くことが1番簡単
・金を稼ぐ=就職して働くのが1番簡単
一部の天才を除き、自分で仕事を生み出すのは簡単じゃありません。
大抵の凡人は、なんだかんだ会社組織に所属して、それなりのお金をもらうのが手っ取り早いので。
僕も以前ニートだった時期に開業届を出して個人事業主になっていましたが、最高でも月数万稼ぐのがやっとでした…。
詳細は割愛しますが、その時期は毎日歯を食いしばって事業に取り組んでいたにも関わらず。
毎月口座に振り込まれる給料のありがたさを感じたし、独立して何かビジネスするのは向いてないと痛感しましたよ。
若いうちに気づけてよかった…。
でも他人に雇われて自分の時間を切り売りするのも、やっぱりいい気はしないんですよね。
これからの人生は”働かないために働いて金を稼ぐ”矛盾にいつまで耐えられるか?
自分の体力気力と資産額との相談になりますね。
要するに本書で一番いいたいことは、
仕事=金を儲ける行為、それ以上でもそれ以下でもない
ということです。
この本を読めば、
仕事=大変、働く=偉いとかいう大人の言い聞かせがいかに浅はかなものかわかるはず。
引用した箇所はほんの一部ですので、気になった方はぜひ読んでみてください。
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