ベーシックインカム導入で労働意欲は低下しない絶対的理由

これからの時代、あらゆる分野で自動化が進んでいく。

ベーシックインカム(BI)」もその1つだ。

ベーシックインカムを簡単にいうと、政府が国民全員に生活できる分のお金を毎月配る政策で、例えるなら毎月7万円が自動的に口座に振り込まれるという感じだ。

いわば毎月お金を配るから働かなくても困らない状態、収入の自動化が実現することになる。

ベーシックインカムの実現性や導入時期についてはこっちに書いた。

⇒ベーシックインカム実現は20×0年以降!導入時期を予想

ベーシックインカムが実現すれば人々が労働から解放される時代がやって来るわけなんだけど、導入する際の課題がいくつもある。

その中で注目したいのは、労働・働く意欲の低下。

毎月お金が貰えるなら働く人間なんていなくなる!」というアレだ。

でもそれって本当かな?

僕自身は「働く意欲が低下することはあり得ない」と考えている。その理由をこれからお話ししていきたい。

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ベーシックインカムを実際に導入してみた結果…!

2017年6月に、イランで6年間行われていたベーシックインカム導入実験の結果が発表されている。

2011年から国民平均収入の29%にあたる1日1.5ドル(約170円)を、雇用状態に関わらず支給するという制度が試験的に導入された。

日本に当てはめれば、2011年度の平均年収が414万円なので年間約120万円、つまり毎月10万円が働かなくても配られたらどうなるか?という想定になる。

実験の結果、現金補助制度がイラン国民の労働時間が減少させたという証拠はほぼ全ての世代で発見されず、一部の業界ではかえって労働時間が増加し事業拡大につながったとのこと。

唯一20代だけは労働時間が減少したが、これは現金補助で得た収入を進学に充てたためと考えられている。

要するに、ベーシックインカム導入で働く意欲は低下しないことが実際に証明されたわけだ。

しかも補助されたお金を自分の進学に充てられているし、これってすごい良いことだと思う。

同じような傾向が北米で行われた導入実験でも表れている(※参考記事②)ので、信憑性も高そうだ。

※参考記事

働かなくてもお金がもらえる「ベーシックインカムインカム」を導入しても労働需要に影響はないことを示す研究結果-GigaziNE

ベーシックインカム導入で勤労意欲は下がるのか?-よしラボ

自分の仕事が楽しければ、ベーシックインカム関係なく続けるはず

日本でも導入実験を同じように行えば、同じような傾向がみられる可能性は高いと思う。

そもそもの話なんだけど、今の仕事が好きだと感じているなら、ベーシックインカム導入関係なくその仕事を続けたいと感じるんじゃないかな。

というよりも自分の仕事が楽しいと思えているなら、毎日労働している実感さえないんじゃないか?

自分が楽しいと感じることを続けられて補助金までもらえる…これ以上得なことがあるだろうか?いや、ない。

逆に今の仕事がつまらない、嫌いという場合はどうか。

もっとも、日本では会社の仕事が好きな人より嫌いな人が大半だと思うけど。

(ちなみに僕は今の仕事が好きでも嫌いでもない。ストレスはそんなに貯まらないので続けられているけど。)

何せ意欲や情熱を持って生き生きと働いているサラリーマンなんて日本には6%しかいないんだから。

※参考記事
「熱意ある社員」6%のみ 日本132位 米ギャラップ調査-日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXLZO16873820W7A520C1TJ1000/

日本のサラリーマンのほとんどはやる気がなく毎日死んだ目をしながら働いているのが現状だ。

毎日ストレスを溜めては暴飲暴食をして健康を害し、「こんな仕事辞めてやる!」といった愚痴ばかり。

つまり、仕事が嫌いな人は元から「働く意欲」を持っていない

元々持ち合わせていないものが、ベーシックインカム導入で減るはずがない。

これが「ベーシックインカム導入で働く意欲が低下することはあり得ない」と僕が考える絶対的理由だ。

令和に訪れる未来は明るくならないはずがない

僕らが望もうが望むまいが、近い将来多くの仕事がAIやロボットで代替される運命にある。

AIやロボットでできる仕事なら人間がやるより効率的なのは目に見えているからで、そんな時代にわざわざ人を雇って人件費を増大させる必要はない。

資本主義社会の当然の帰結。

でも悲観する必要は何もない。

ベーシックインカムが導入された未来では、仕事するのが嫌いな人わざわざ働かなくても良くなる。

むしろ仕事が嫌いなのに無理して働く方が、これからの時代では不利益になる可能性が高い。

働く気のない人・働くのが嫌いな人が無理するより、好きで仕事に取り組むほうが生産性が高いのは明らかなんだから。

ベーシックインカムのある世界では、

  • 自分の仕事が好きならそのまま自由に続けられるうえ、補助金までもらえる
  • 仕事が嫌いなら無理にやる必要はないし、生活できる分のお金を貰って生きていける

どちらにとってもwin-win。

だからこれからの未来は明るい!そう断言していいと僕は思う。

人類史上初めて、生活に必要なリソースを自動で得られる時がすぐそこまで来ているんだ。

…とはいいつつ、ベーシックインカムはどの国でもまだ実験段階。

現状ではどこの国が最初にベーシックインカムを導入するか、いたちごっこみたいな感じになって歯痒い。

まぁ最初の国が日本になることはまずないだろう。

これまでの歴史を振り返れば、この国が世界の先陣を切って動くことなんてないだろうから。

続々と導入を決めて実績を挙げた他国の外圧に押され、ようやく重たい腰を上げることになるんだろうけど、いったいいつになるのか?

僕があっちの世界に行くまで、日の目を浴びる日が来るんだろうか?

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